AGA治療薬の代表的な2種類
AGA治療において医療機関で処方される代表的な薬が、ミノキシジルとフィナステリドの2種類です。それぞれ作用機序が異なり、組み合わせて使うケースも多くあります。この記事では両者の特徴を比較し、どちらが自分に向いているかを理解するためのポイントを解説します。
ミノキシジルとは
ミノキシジルはもともと高血圧治療薬として開発された成分ですが、副作用として毛が濃くなることが発見され、現在は薄毛・AGAの治療に転用されています。外用薬(塗るタイプ)と内服薬(飲むタイプ)があります。
- 作用:頭皮の血管を拡張し、毛乳頭への血流・栄養供給を改善する
- 効果:発毛促進・毛髪の成長期延長
- 主な形状:外用ローション・内服薬
フィナステリドとは
フィナステリドは、AGAの根本原因に直接アプローチする薬です。5αリダクターゼⅡ型を阻害し、テストステロンがDHTに変換されるのを抑えます。
- 作用:DHT産生を抑制し、ヘアサイクルの乱れを防ぐ
- 効果:抜け毛の進行抑制・現状維持・一部では発毛
- 主な形状:内服薬のみ
2つの薬の比較表
| 項目 | ミノキシジル | フィナステリド |
|---|---|---|
| 主な働き | 発毛促進・血流改善 | DHT産生抑制 |
| 効果の目的 | 新しい毛を生やす | 抜け毛を止める |
| 投与方法 | 外用・内服 | 内服のみ |
| 女性への使用 | 一部可(用量注意) | 原則禁忌 |
| 主な副作用 | 初期脱毛・動悸(内服) | 性欲低下・勃起不全(まれ) |
| 効果実感の目安 | 3〜6ヶ月 | 3〜6ヶ月 |
どちらを選ぶべき?
AGAの進行を止めたいのか、発毛させたいのかによって、適した薬が異なります。多くのAGAクリニックでは、2種類を併用することで相乗効果を狙う処方が一般的です。
- 抜け毛が多く進行が気になる → フィナステリドを中心に
- 薄くなった部分に毛を生やしたい → ミノキシジルを追加
- 両方アプローチしたい → 併用療法
注意点
どちらの薬も医師の処方が必要です。市販の育毛剤とは異なり、医薬品として分類されるため、自己判断での使用は避け、必ず専門のクリニックで診察を受けてください。また、効果を維持するためには継続的な服用が必要で、中断すると効果が失われます。
まとめ
ミノキシジルは「生やす」、フィナステリドは「止める」と覚えると理解しやすいでしょう。AGA治療は早期開始が効果的です。気になる症状があれば、まずは専門クリニックへの相談をおすすめします。